ポッドキャスト

AVの設計・開発におけるシミュレーションの威力信頼性の高いADAS/AVシステムの構築 パート1

執筆者 Victoria Carlos

今回の未来の車のポッドキャストでは、自動車・輸送業界担当バイスプレジデントのNand KochharとソートリーダーシップチームのライターであるConor Peickが、自動運転車について、また自動運転車がモビリティの未来をどう変えるかについて対談します。

本日は、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアの自律技術担当シニアディレクターであるGwen van Vugtも加わって、信頼性とコンプライアンスに準拠したADASシステムやAVシステムの構築の重要性についてお話しします。センサー、カメラ、ML (機械学習) の技術が非常に高度化してもなお、過酷な気象条件、工事中の区域、予期せぬ障害物、歩行者の行動といった具体的な状況にどう対処すべきか、エンジニアは依然として苦労しています。そのため、ADAS/AVシステムの開発を成功させるには、システムの信頼性確保が非常に重要です。

このエピソードの内容

  • 組み込み車載ソフトウェアのスケールアップに関する課題
  • AVシステムを検証するためにはシミュレーションと実世界でのテストの両方が重要である理由
  • 車両設計と電子機器の統合の最適化
Nand Kochhar

Nand Kochhar

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア 自動車および輸送業界担当バイスプレジデント

Nand Kochharは、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアにて自動車/輸送業界担当のバイスプレジデントを務めています。2020年にシーメンスに入社する以前は、30年近くにわたりフォード自動車に勤務していました。フォード自動車での最後の役職はグローバル安全システム主席エンジニアでした。主席エンジニア時代には、フォードとリンカーンの車両安全性能をグローバルで統括していました。そのほか、技術エグゼクティブ、CAE、フォード技術諮問委員会のメンバーも務めました。フォードでは主にエンジニアリングを牽引する重要な役割を果たし、製品開発、製造、デジタライゼーション、シミュレーション技術の開発・実装など、多岐にわたる領域の経験があります。

SAE Internationalでも活躍しており、エグゼクティブ規格委員会の委員長、モビリティ、自動運転車開発、電動化、接続性の規格に焦点を当てた業界横断的なグループのリーダーを務めています。また、2015年から2016年にかけてSAEの自動車評議会の議長を務め、その後、2017年に技術基準委員会(TSB)の副議長、2018年と2019年にはTSB議長に任命されました。

ミズーリ科学技術大学 (ミズーリS&T) でエンジニアリング・メカニクスの修士号を取得しました。2005年にはミズーリS&Tの機械および航空宇宙エンジニア・アカデミーの会員に選出されました。妻と2人の子供たちと一緒にミシガン州ノースビルに住んでいます。

Gwen van Vugt

Gwen van Vugt

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア 自律技術シニアディレクター

機械工学、制御工学、総合管理学の学位を持つGwenは、技術と実業の両方を学んだ経験を生かして、技術と商業の世界をつなぎ合わせるのが大好きです。25年以上のキャリアの中で、新しい技術に対する飽くなき好奇心とビジネスチャンスへの絶え間ない探求心を持ち続けてきました。

Conor Peick

Conor Peick

ソートリーダーシップ記事の執筆者 

Conorは、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアの自動車および輸送業界のトピックを扱うライターです。ワイヤーハーネスの設計と製造から組み込みソフトウェア開発、全体的な業界動向に至るまで、自動車のトピックに関するブログ、記事、ホワイトペーパーなど、多くの執筆作業を手掛けてきました。